昨日のニュース?で恐縮ですが、認知症の方が遺言に書かれた、成年後見業務を担当していた方への遺贈(遺言を書いた人が亡くなった時点で効力を生じる贈与みたいなものです)350万円を受け取ったというニュースがあったようですね。
遺贈された方は社会福祉士さんということですから、職業としてこの業務を遂行していたと思われます。
もしかしたら認知症の方は、ほんとに感謝してその人に遺贈したのかもしれんね。
しかし、私ら士業は、それぞれ職業上守らなければならない倫理(行動規範みたいなもんか)を持って仕事をしなければならん、という視点で考えれば、やった仕事の対価以上のものは受け取れないでしょう。
もっと突き詰めれば差し入れとかもそうか…?…うぅぅぅ
倫理をもってストップしない限り、誰かが悪い知恵を働かせて事件を起こすかもしれません。倫理は「人間性悪説」だね。
倫理は法律ではないけど、倫理が当然に働くと思っているからこそ、お客さんがたはとても大事なものを打ち明けるのではないかにゃー。
「魔がさした」という状態を無くすことが必要。
だけど、倫理は常に唱えつつも、それでも魔がさしたりうっかりしてたりするとか、そういう場合のために、やっぱし監督指導する、もうひとつの特に組織的な目が必要かなと思う、成年後見業務。
特に任意代理はね!家裁の監督がないけんね。
司法書士はリーガルサポートという団体があり、そこで監督をしてくれたりもするのですが、なんだかいい大人なのにどうだろうかと思う人もいると思う。
でも、人というのはそんなに強くもないし(もちろんアタシもね)、この業務は「財産管理・身上監護」という、人が生きるためのお米と枕を守る仕事だから、やっぱり監督は必要だと私は思います。
いい大人がといえば最近、大人なのにTPOに全く配慮しない言い方をする方がいて、びょっくらしたことがありました(お客さんや業者さんではありませんよ)。ちょっとちょっとこっちの状況全く無視すか?…みたいな…
なんでしょうね。まあ愚痴ってもしょうがないですけどね…生姜ない…南無南無。
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