つぶやき
毎日、いろんな内容のご相談を受けるのですが、仕事の性質上、老いや死にまつわることはとても多いわけです。
もう10年以上もこの仕事をさせていただき、特に相続や遺言、成年後見などの業務もそれなりに経験させていただいていることから、老いや死というのは、誰にでも訪れる事象であると、頭では認識しています。
ですから、お客様からのご相談も、ご相談にまつわるお悩みの重さを少しでも軽くしていただけたらなーという思いで、
「その悩みはみんな抱えていることですから、ひとりで背負わないで。。。。」とか、
「したり顔で言ってますが、私だって年を取ればそれなりにいやそれ以上に何か不都合なことが起こるわけで、だから‥」などとお話ししたりしているわけです。
私の仕事は手続きをすることで、その方の気持ちを軽くするカウンセラーではないから、ほんとうに余計なことだとは思うところ、
一方で、人の悩みというのは千差万別で、他人にとってはささいなことでも、当人にとっては眠れないくらいのことであったりするわけなので、
そういう気持ちをやわらげてもらえれば、なおいいなと思う気持ちで、余計なことを申し上げたりしています。
しかし一方で、
私自身体験していない、非常に身近なものや私自身の老いや死を、まのあたりにしたときに、今お客様に説明したように、冷静に受け止めることができるかと考えたときに、
仕事で慣れているからできる、とはいえないのではないかと、つらつらと思ったのが本日です。
つまり何が言いたかったかというと、人の心のなかを気安くなぐさめるなんていうのはおこがましいということです。
それでも、やっぱりこれまでどおりのスタンスでやるしかなさそうですけどね。
悩みがもう四方八方に飛び散って収集つかねー。
今週もあと2日。皆様とともに気合い入れて乗り切りましょう。
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