罪と罰
仕事始め3日経過ですが、とにかく黙々バタバタと動いております。
ご相談ごともいろいろ。もっともっとわかりやすく説明できるようにならねばと少々反省。
話変わりますが、昨年、特に後半は、現実逃避の名のもと、本をたくさん読みました。
12月に読んだもののうち、クラーク「幼年期の終わり(新訳)」は、少々衝撃的でした。
ある日地球に宇宙船が飛んできて頭がすっごくよさそうな宇宙人が人間をコントロールし数十年平和な時期が訪れるが、その過程には人類の進化の限界というゴールのためであって、ある日地球人のうち旧人類が滅び、子どもはまったく別の存在となり、地球は滅亡という形で(宇宙歴史から見れば)「幼年期」を終えます、というお話です。
私が書くとまったく深みはありませんが、人間というのは宇宙にあっては本当に小さな塵以下のものでありましょうなあ、という感想です。
前段に「少々衝撃的でした。」と書きましたが、本当は「衝撃的」な内容でした。
でも、私は、わがの意識の低さゆえに、もしかしたらこの本の作者の意図するところが読み取れていないかもしれないと思い、少し感想を控えめにさせていただきました。
どうでもいいですけど、昨年一年間(今年じゃないですよ)の読書目標として、えり好みせずに本を読むということをかかげていました。
もう一年前のことになりますが、当該目標に沿って、正月に読むため仕込んだのはドストエフスキー「罪と罰」(どーだ!)。
結局、あまりの難解さというか、ラスコーリニコフ青年の後ろ向きなのか前向きなのかわからない青臭い悩みぐあいにいらいらして途中で読み投げてしまっていました。
今年の正月、私の実家に帰ったとき、ふと本棚を眺めると、ななんと「罪と罰」があるではないですか。
私は少女期においても罪と罰を読もうとしたことがあったようです。
ロシア文学を理解する知的な女を2度も目指して挫折。いつかは…!
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