つい正直に。

土日はお仕事でした。

土曜の夕方、髪を中途半端に切り、（他人はどうでもいいでしょうが）個人的にすっきりしないところです。

木曜でしたか、私が後見人になっている方の施設に行きました。

詳細はかけませんが、この方は４５歳くらいのときに脳出血で倒れられ、半身が動かなくなり、言葉も出なくなりました。

ご理解度は、医学的には難しい状況という診断ですが、施設の方たちは、それでもコミュニケーションを取っておられたりして、私としては、「えっなんでそれがそう読み取れるのか！？」と感心したりしています。

そんな先日木曜日、私が行って「こんちわー」と手を上げると、向こうも「あーあんたかー」みたいな感じで対応してきます。

会話が成立しないので、向こうも私も、わが話だけとりあえずするようなところです。

そのうち、彼が机の上にある小さなホワイトボードに字を書きたそうにしたので、ペンをとってわたしました。

こうやってときどき彼は、紙などに文字を書いたりするのです。

（ちなみにいつもたいがい数字ですが、私は申し訳ないのですが理解ができないので、「うーわからんー」とか言うわけです。）

本日彼が書いたのは、「５０」でした。

で、５０と書いてマルで囲み、ペンを私によこすのです。

「えーなんだろう？？」と聞きつつ聞きつつ聞きつつ…「あああっ！！」と思い至ったのです。

彼は今年５０歳になるのです！！

そして、もしやあなた、私の年齢を聞いてますかね…？

私は数秒ためらった後、年齢をボードに書きました。

彼はとても満足そうにしました。

ヽ(´▽｀)/　ヽ(´▽｀)/　ヽ(´▽｀)/

この方が倒れて救急病院に行ったことで親戚の方から頼まれて後見人になり、それから早５年。

今まで正直、意思疎通はほとんどできてなかったと言える我々ですが、

はじめて通じ合ったと思え、感動しました。

しかし、そのきっかけが、「アンタ歳いくつ？」だったというのがなんだかアレですけど…（歳サバ読めばよかったわ）。

さて、明日は月曜日。

なかなか寒い日が続きますが、体調を崩さず乗り越えましょう！