« 無題 | トップページ | 孤独自慢 »

2014年9月10日 (水)

遺言の証人

昨日お電話の相談で、公正証書遺言の証人に、受遺者のごきょうだいがなれるか、というものがあって、ちょっと考えるべきと思い、折り返しご連絡しますとお答えしました。

「そげんとすぐわかろうもん?」と言われまして、私も、いやはやおっしゃるとおり!と思いましたが、なんかひっかかるところがあり、返事を保留とさせていただいた次第。

で。

民法の条文には、こう書いてありますと。

第974条  次に掲げる者は、遺言の証人又は立会人となることができない。
一  未成年者
二  推定相続人及び受遺者並びにこれらの配偶者及び直系血族
三  公証人の配偶者、四親等内の親族、書記及び使用人

受遺者の配偶者は証人になれないのは明らかっぽいですが、ちょっときょうだいのことはおいといて、「及び直系血族」というのは、受遺者の直系血族なのか、遺言者の直系血族なのかという疑問にぶちあたります。

これについて調べると、昭和60年頃の地方裁判所の判決で、「受遺者の直系血族です」という判断があるようでした。

これを読む限り、受遺者のごきょうだいはOKということになります。

ただですよ、その遺言のなかに、受遺者がその方だけだったらOKだけど、それ以外にも受遺者(そのきょうだいの配偶者か直系血族の人)が登場するんだったら、そのきょうだいは証人にはなれないということもあります。

というわけで、心を落ち着けて再度お電話し、事情を根ほり葉ほりききつつ、無事回答ができやした。

ちなみに臆病者の私は、いちおう公証役場にも電話で確認するという小心。

いつも丁寧に答えてくださる公証役場様にも感謝を捧げます。

いやほんとこの稼業、落とし穴論点はいたるところに…ゼエゼエ。

どうでもいい笑える話ですが、暗黒の司法書士受験時代、この条文を覚えるのに、アタマの文字だけをつなげた「ミスジュ&ハイチョコーのハイシシンショコ」という呪文バージョンで覚えていて、

それを今でもそらんじることができる自分をいたわってあげたいです。

いやー、司法書士になるのも大変だったなー(涙目)。

なってからもほんと毎日アレだけど(涙目)。

« 無題 | トップページ | 孤独自慢 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 無題 | トップページ | 孤独自慢 »