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前回ちょこっと出しました、婚外子の相続分に関し、民法で決められている「婚外子じゃない人の2分の1」しか相続権がないことを、憲法違反であると決めた最高裁の判決については、おかれている立場の違いから、いろんな意見があるみたいですね。
ただ、根拠なく「2分の1」としているあたりが、婚外子の立場から言わせてもらうと、子どもであることには違いがないのに、どういう基準で2分の1なんだよ!?ということになりますから、この違憲判決は私も同調します。
それに、こんな差別的法律は、先進国(←という言葉ももうあやしいねえ日本)のどこも採用してないということですから、このような結果が出ることも時代的に当然ということなのでしょう。
婚外子じゃない方は、今回の判決に対し、絶対に解せないという思いをお持ちと思います。
ただ、この問題の本質は、相続分の割合が法律でどう決まるか、ということではないように思うのです。
この場合、現実問題は、婚外子だからとかそうでないからということではなく、相続において、配分を受けるべき人、つまり、亡くなった人の生活や仕事のお世話をしてきた人や、将来、家や事業やおまつりごとを守っていくべき人に、ちゃんとその財産が入るような、そういう手当てをしておかないと、のちのち(親族なのに)かなしい争いをしなければならないことについて、当事者が仏様になる前に、ちゃんと手当てしておくべきなんだろうということです。
婚外子であっても、そうでない人よりも親の面倒をみたりした人もいるでしょうし、相続が開始していきなり知らない人が登場してびっくりということもありましょう。
婚外子VSそうでない子、という図式じゃなくて、実の兄弟姉妹だって、争うおうちは争いますから、単に婚外子の相続権が増えたからどうだという問題ではないと思います。
昔のように、兄弟姉妹が長男を立てて家をつないでゆくという考えは、ますます減っていくでしょうし、人々の権利意識はどんどん強くなっていくでしょう。
今後は、当事者が、将来無用な争いにならないよう、事前の手当て(遺言とか生前贈与とか)を行っていくことがますます必要とされてくると思われます。
そんな大事なニュースの陰で、私が気になったのは、サムスン社から発売される時計型携帯端末です。
これは発売前のイメージコンセプト映像。美しいですね!!
そして、先日発表された商品。
…アレ?
なんか、私ごときが言うのもナンですが、ちょっと、
ダサ ━━━━(゚∀゚)━━━━ ?
やはり商品化するというのは、いろんな夢を犠牲にする部分もあるということでしょうか。
ジョブズさんなら妥協しなかったでしょうが、以前イギリスでサムスンとアップルが訴訟した際の「NOTASCOOOOOL」判決が思い出されます…。
ただ、プロダクト好きという人たちは世界にたくさんいるでしょうから、コレクションアイテムとして、わりと売れたりするのかもしれませんね。
さて、今日の福岡は雨ざんす。
みなさまよい週末を。
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