男女逆転
金曜は東の金融機関さんから始まり西へ西へと戻り、あとはお客様ご相談ごとなどがいくつかございました。
あけて土曜は、成年後見関係の会議で午前から長崎へ~。
電車のなかでいろいろあったのですが、それはまた置いといて。
往路は自由席で行ったのですが、自由席車両に入ると、座席の埋まり状況としては、ちょうどどの席も窓側だけが埋まり、通路側の席は全てウェルカムという状態。
私は窓側にこだわりませんので、あとはどの席に座るかです。
皆さんも思い当たられるでしょうが、やはりある程度長時間の列車の旅ですから、隣がどんな人になるかというのは、けっこう気にしなくもないですよね。
私も、申し訳ないのですが、無意識下でその取捨選択を始めました。
私は女なので、やはり隣も女性がいーかなーとか思い、女性が座っている席をチェックしたところ、
今回はじめて思ったのですが、女性の席って、
意外に散らかってるんですよこれが!!!
朝の10時からデカ弁当を開いている若い女子や、化粧道具を広げている人、ダウンコートやマフラーやなんやかやをすべて隣の席に積み上げているオバなど、まともな女なんていやしません。
同性として嘆かわしいです。
かといって、新聞紙を広げてたり、眠りこけているおっさんの横も勇気がいります。
そんな感じで席を決めかね、次の車両に移ってしばらくすると…いました。
すっきり細身の体、シミひとつない黒メガネの顔、荷物もなく(上にあげているのでしょう)、手にはiPhone、耳に白いイヤホンを垂らして、まるで無印良品のショップから出てきたようなクリーーーーーーンな、
草食系男子が。
その草食が発する清潔光線で、座席すらも除菌されてるかのようなすっきり空間にみえます。
ここしかありません。
右手に会議用のカバンとコーヒーカップ、左手にコートとドーナツの入った紙袋をガシャガシャ言わせつつ、私は隣にどっかりと座りました。
草食は、ちょっと身を窓側に寄せました。
落ち着いた私はさっそくテーブルを出し、コーヒーを置いて、カバンから本を、紙袋からドーナツを出してブレイクタイム。
思わず「ふ~」とか鼻息ついたりして。
草食が、またちょっと身を窓側に寄せました。
…
草食男子、せっかくの旅路を申し訳ない。
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