「うかつ買い」防衛策~所長編
日経の夕刊を見てたら、まんなかにどどーんと見開きでシャネルの新しく出たスキンケアの広告が~。
キャッチコピーは「気品を極める肌へ。シャネルの贅沢のすべてを。」ですってよ!
本文コピーも「気がかりな年齢の印象(←しみしわたるみのことなのか!!?)さえ輝きへとはぐくむ」とか、「独自のポリフラクショニング(←意味わかんないけどすごそう)によって、貴重な植物成分を純粋抽出」とか、「肌に気高い美しさの未来を(←参ったね)」とか、気がかりな年齢に差し掛かるアラフォー(around 40)世代を完全にコントロールしようとしているわ~。
同じ夕刊の別のコラムでは、アメリカ女性の「ハイメンテナンス(美容整形やエステ、ヘアやメイクに手を抜かないこと)」が、結構行き過ぎていて、それがローンとかを増やす一因になっている実情が書かれてました。
東京に住んでいる友人が帰省した際に話したときも、「東京女子はものすごくブランドやメンテナンスに力を入れている(ジャンルの女性がいる)」と言ってました。東京などは人口も多いので、そういう人もごく一部なんでしょうが、そういうゾーンの女性が多い職場で働くとかなりストレスらしい。
私はきわめて平均的な人間なので、与えられた情報には少なからず反応する人間です。実際、お肌の調子がいまいちな昨今とあってはなおさら今回の広告は心を打ちますね。
しかし、クリーム4万、美容液4万5000円、ローション1万5000円…て合計10万かい!!というお値段になってきますと、ひるむしかありません。
けれど、女子とは、そのときの気持ちの状態とか、お肌の状態とか、ストレスの度合いなどで、この価値観といふのは変り、「なんとしてでもこれを手に入れたい」という欲求が勝ち、ローンを組んでしまったりする感覚っつーのは確かにあるだろうと思われるのです。
かつ、そんなときに限って、女子系指南本(男性のビジネス書みたいなもんさ、「誰からも愛される女性になれる10のヒミツ」とか、そっち系ね)の中の『身につけるものは常にハイクオリティなものをチョイスすることで、オンナとしての自信がつき、より磨きがかかるというものです』的なセンテンスにのみ激しく同意してしまったりして、だんだんよくわからなくなってくるというわけです。
きょうはまとまりませんな。なにがいいたかったかというと、よくできた広告戦略というものは、すごいパワーがあるんだなーということです。
だから買いすぎには気をつけようね!と(←債務整理ジャンルにこじつけました)。
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