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2007年9月 2日 (日)

フレームに気づく

金曜夜はADRの勉強会。自分のフレーム(価値観、みたいなもんかな)が他者とどのくらい違うものかを確認するためのワークをしました。

1つは、5人の登場人物が出てくる物語を読んで、悪いヤツだ!と思う順に番号をつけてみんなと見比べるというもの。これがまた見事に違うもんなんですよ。

自分でやってるときは、「登場人物DとEはどこが悪いのかわからん!」などと思っていても、あけてびっくり、ほとんどの人が1番か2番に悪いヤツ!という判断を下していたり。

でもその理由を聞けば「なるほどねー」と思うわけで、だからといって私の悪いヤツ価値観がくつがえされることはないのだけれど、それなりに納得するものです。

これはつまり、例えば私が法律相談を受けているときに、相談者の話を聞いていても、自分のフレームで話を聞いている以上、私のフレームで事実や感情をねじまげて理解しているにすぎないのだということを、自分でちゃんと認知しておくことが大切ということなのです。だから、コミュニケーションをよく取って、なるほどねーの理解を得ることがようやくできるもんなんだということ。

フレームはその人の生い立ちや環境等歩んできた人生で千差万別です。だから、ちょっと聞いただけで本当の理解はないというわけです。

だからといって長時間話を聞けということではないと思っています、私は。ただ、その違いがあるんだよということを意識することが大事と思われます。

ブログ長くなって申し訳ない。土曜は成年後見の勉強会。今日は2人の外部講師の方の話を聞きました。

障がい者の子を持つお母様のお話のなかで、「自分は成年後見という制度があることをまったく知らなかった。自分が会社を興したとき、初めて司法書士さんからパンフを渡されて知った。周りの人間もほとんど知らないし、知っていても面倒な制度というくらいの理解しかない。どうすれば知ることができたのだろう?」という質問がありました。

そのときの回答は、成年後見は毎週無料相談をやっていたり、毎日電話相談をやっていたり、全国で面談相談会をやっていたりしますので、そこにアクセスすればいいです、というものでした。

もうひとつ、消費生活相談センターの講師の方から、「司法書士のクレームを受け付けたとき、書面でないと受付できないと言われたりして不便であった。」ということがあり、それについては、「それはかくかくしかじかの部署で対応する」という回答がありました。

2つの質問と回答は、私も含めて「司法書士らしさ」が溢れかえってるなーと思いながら聞いてました。

成年後見の相談を受けようと思う前に、制度のことが理解されていないから、自分の事例が成年後見と関係するなんて思いもよらない、という人たちがいっぱいいるということを、くだんの講師の方は言いたかったのではないかと思います。

あと、部署云々の件ですが、(個人的な意見ですよ)私は、あまりにも会や役員が多すぎるため、行政なみのたらい回し現象が起こりやすいように思います。

個人事業主である私たちが、そしてなりたての私がこうやって安心して仕事をすることができる、それなりに司法書士の信頼という看板をもって仕事ができるのは、ひとえに先輩方のおかげと思っています。

でも、私自身が所属する部署でも、いったいどの部署がどんだけあって、それぞれがどういう分掌をして会務を行っているのか、正直よくわかっていません。

会社じゃないから、マネジメントだけを業務とするわけでなく、自分の事務所を経営しながら、かつ会員のために働くというスタンスがあり、忙しいから手分けして会務をするということもあって、たくさんの人手と部署、役員が必要になってくるのかもしれない。

でも、他士業のこと知らないけど、やっぱし部署や役員は多いんじゃないかと…どんどんできてるもんね委員会とか。(個人ブログなので許してね!!ブルブルブル…)

土曜の研修は、このように耳の痛い意見も多かった研修でしたが、司法書士はだいたい「まじめ」とか「ちゃんとしている」という好評価が多いので、私もうっかりあぐらをかいているので、よい刺激をもらいました。

いい子ぶった感想で恐縮ですが(←わー自分のブログでさえも小心)、自分自身の発信の仕方や仕事の取り組みについて、とても考えさせられるよい経験となりました。

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