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2007年9月28日 (金)

お腹すいたな~でも作るのもあたし。

月末、今日は暑かったですね。

いま鏡を見たら、ワンピの第2ボタンが開いたままでした。恋人募集中だと裁判官さんに思われたかも知れません。もしくはお色気作戦とか?だとしたら作戦は失敗した模様。

夕方ギリギリで金融機関さんに頼まれてた謄本をお届け。

担当の方から、「先生、疲れてますよ!」

うっ…痛いところを突かれたぜ。

だいたい、一見で疲労とバレるあたりが、ホント無理の効かないお年頃という事実を突いてるんではないか?

夜のご相談を受けた後は、しばし茫然。疲労を隠すコスメを@コスメでうっかりチェックしたり、そんな金曜の夜。

もう仕事しきらんなら、早く家に帰ろうよ自分!

さて今日は何のご飯にするべ~…とほほ。

業務報告

昨日は昼間に裁判所内行脚。免責決定書をいただいたり、取り下げをしたり、和解調書をもらったり、申立て(南無南無…)をしたり。

くだんの北九州の人の裁判があってたから、傍聴の人達かな、すごくエントランスが混んでました。

それにしても腰がものすごく低くなる哉、裁判所。

遅ればせながら先週ようやく「それでも僕はやってない」DVDを観たから、大人の事情があることも理解できましたが、それでも敷居は高いざんす。

昨日夜は、もう恒例となった先輩女子との相続勉強会。忙しいのにありがたいっす。

今日午前は相続のご相談を受けたり、補助申立ての終了報告をしたり。何となく落ち着きを取り戻しました。

ようやく涼しくなりましたしね♪頑張ります。

2007年9月25日 (火)

棚田まつり

後見や相続の件で推定相続人の戸籍追っかけ。昔の方はご兄弟が多いので、戸籍請求も半端ない量です。手が痛い。

郵便局で定額小為替購入。今日は25日だから郵便局もすごく多いのに、そんななかの小為替購入は窓口の方に手間をおかけするので誠に申し訳ない。

で、窓口の方が、「来月から定額小為替の手数料があがるんですよ」と教えてくれました。

今は、1枚(50円、100円、300円などの金券みたいなやつ)買って、1枚につき10円の手数料なんですが、今度からは100円になるそうです。

50円買っても100円というのはツライものがありますね。

窓口の方は、今後はたぶん役場への郵送戸籍請求についても、普通為替でOKとかそういうふうになるんじゃないかと思いますね~とおっしゃってました。なるほろ。

そうなるかはわかりませんが、きっとそうなるような気がします。もっと先には、きっとオンライン請求とかするようになるんでしょうね。

さて余談ですが、連休はみなさんいかがお過ごしでしたか?私はお仕事もしたけど、ちょっと煮詰まっちゃって(煮物?)、日曜の夕方、家族に誘われ長崎県は松浦の土谷(どや)に行ってきました。

「土谷の棚田祭り」と言って、棚田にたくさんの火を灯すのです。地味…。実は私もいまひとつ乗り気じゃなかったのでごわす。「仕事残ってるし~…」みたいな。でも全然はかどらない。最悪です。

これはイカンと家族が連れ出してくれたのです。

そして…棚田に灯された火を見てたらすご~く心がなごんだぞい。

070923_18390001 ←こんな感じ。(携帯で取ったから暗いけど)

ここの棚田は山からずーっと段々に棚田があって、その先は海につながってるのです。美しいです。

やっぱ気分転換も大事なのねと感じました。

2007年9月21日 (金)

大のオトナが怒られた。

暑い毎日ですが、ちょっとカラっとしてますよね。秋の気配も少しづつ。

今日はお客さんデー。といっても必要書類をもらったり、報酬いただいたり、打ち合わせをしたり。

途中で、海のほうに近い某法務局に行って、法務局の人が保管し忘れてた申請書を届けにいったら逆に怒られたよ。

「なんで持って帰るんですか!?」

おいら「事務所帰ったら気がついたんです」

「ものすごく大事なんですから、絶対に絶対に持って帰らないでください!」

おいら「す、スミマセン…」

「もう…(といってどっかへ行った)」

…ってオイオイ何でアタシが謝るのかという話。保管し忘れてたのはそっちなんじゃないかと。

でも小心者だから言わないよ。エコエコアザラクエコエコアザラク…

夕方は不動産登記の半ライン申請についての研修で、先輩女子(梨ありがとう)に誘われたけど不参加してしまいました。

実はアタシ、不動産登記の半ライン申請、半年前くらいにもうやったことあるんだもーーーーーーん。

!!!!!!!!(あなたが司法書士なら驚愕)

オンライン申請して、あとから書面を法務局に送付したら、「これって何ですか?」って聞かれたよ。

法務省民事局もびっくりの先取り感覚。わっはっはっはっは~

2007年9月20日 (木)

登記印紙と収入印紙は違うよ、当たり前ですけど

お昼に原のほうに行き登記済みをお渡ししたあと、15時半から裁判所だったので、間があったけど事務所に戻るほどの時間もなく(…公共交通機関派はココがツライ!)そのままとりあえず天神へ。

せっかく天神だからとはりきってお昼の場所を探したけど決めきれず1時間もうろうろしたよ。

かつ、せっかくの時間だから本でも読もうと思い本屋に入るも、どれ読むか迷いに迷って30分。

残り45分となって結局スタバに行き(あああ…)、迷いに迷った割にはきわめて女の子らしいよしもとばななのエッセイを読んだりしました。

そしてちょっと涙ぐんじゃった。てへ♪

心が弱っとる~…

裁判所行って、法務局で後見登記事項証明取って(登記印紙貼るところに収入印紙貼ってたよ、アタシがね)、夕方ようやく事務所に戻りましたが、当然その間仕事は進んでないから、またちょっと涙ぐみました。

体も弱っとる~…

2007年9月18日 (火)

中間省略怖い

福岡県司法書士会から、中間省略登記に関するお達しが。

宅建業法もこのことを前提に改正されたし、司法書士会も動かざるを得なくなったという感じでしょうか?

前も書いたけど、自分は中間省略登記時代の司法書士でなかったので、正直、どのくらい利用があるものなのか、実務ではどんな感じになるのかいまいちイメージできません。

なかみ読んでみますと、相変わらずややこしいですが、とにかく「まずは実体が伴わなければ、やっちゃいかんのですよ」というふうに書いてあります。

しかしですよ、中間省略登記(こう書いちゃー「中間省略違う!」とか言われそう…でもほんとのとこは中間省略登記以外のナニモノでもない)を推し進める方向で動いてるわけだから、やっちゃいかんも何も…という感じですよね。

はっきり言って、司法書士の倫理・良心に頼りすぎじゃありませんかい?ファジーすぎ!

私思いますのに、前も書いたけど、結局登録免許税と不動産取得税の問題なわけだから、不動産業者さんだけ特例で、いずれ転売予定で不動産を取得する場合に、公的な証明(専用住宅証明みたいに)を受ければ非課税とする、とかってのは我ながらいいアイデアだと思うんですけど。

そしたら一般人が悪用する機会も少なくなるし、瑕疵担保とか第三者対抗とか債務不履行とか同時履行の抗弁とかそんなおそろてぃーこと想像して眠れなくならんでもいいのに!!!

月報司法書士に新しい懲戒ジャンルとかもできなくてすむわよぉ~~~ぎゃあああ…

2007年9月14日 (金)

残暑厳しいですね

朝いち西新行って、おひさしぶりの箱崎へ。

放生会(福岡の古くからあるお祭りのひとつ)やってたよ。朝10時の時点でイカ焼きとか仕上がっていましたが、さすがに惹かれませんでした。

放生会といえば、ヘビを食べる女の人とか、首長女とか、青いヒヨコとか、まだそういうのやってるんでしょうかしら(他県の人には想像がつかない祭りですね)。

でもせっかくきたから箱崎宮でお参り。お賽銭箱に100円投入。神様も「100円でどんだけ頼むんかい!」と怒り出しそうなくらいの私利私欲にまみれた願い事を押し付けてきました。よろしく~

夕方からの離婚に関する勉強会に出遅れ、受付で資料のみもらってきました。特に公認会計士さんの離婚の諸問題に関する税金等の話は楽しみにしていたのにうかつ(というかヘタレ)でした。資料を見たらわりとわかりやすいものだったので、よく読んどこうと思います。

直接離婚の仕事を引き受けることはないと思われますが、相談は多いし、そういう場でみなさんが気になるのはやはり金銭のことざますからね…むむむむ。

2007年9月13日 (木)

三原じゅん子もステラ=マッカートニーも今日です

昨日今日の2日分、申し訳ありません。

2日間、ずっとお客様もあったりしてちょっと脳から味噌が溶け出してました。

今日はアポぎりぎりで事務所戻ったりしたので、お客様を玄関先で待たせちゃってたよ…暑いのにすみません。

裁判所で司法委員の先生から、「今宿法務事務所というのは大勢の先生がいらっしゃるんですか?」

私(ヒソヒソ)いいえ実は私ひとりなんですよ…」 司法委員さん「ほう………」

名前がデカイのか!?

とにかく、今は次の一手を考えなくてはなりません、。

ちなみに私事で恐縮ですが今日はおいらのバースデーでした。家に戻ったら家族がお祝いしてくれました。いつも支えてくれてありがとさんです。

2007年9月11日 (火)

そろそろ事務所も暖かい飲み物か?

成年後見関係の終了報告をしたり、裁判所行ったり(←ここでエネルギーを吸い取られた)、登記回収したりのフルコースざんした。

真夏じゃないのに汗だくです。冷汗とかね…。

冷や汗といえば、西新法務局に行きお仕事して、お化粧直しまでさせていただいて(おほほ)、意気揚々と2階から降りんとするときに、男性の方が、ちょっと焦り気味でどこかに電話をかけておられました。「ファイルが…」とか何とか。

「まあ何かしら」と軽く気に留めたもののそのまま階段を降り法務局を後にしたところ、私の携帯が鳴りました。出ればそれは先輩女子司法書士。「熊本さんいま西新いるでしょ?」

あら、どこかで私のこと見てるのね~キョロキョロ。「「そーよー♪」

先輩「今ね、私の知り合いから電話かかってきて熊本さん法務局に何か忘れ物してるらしいってよ!!」

私「うげっ!!」

2階に血相変えて戻れば、先ほどの男性が、私のファイルを手に笑顔で近寄ってきてくださいました。

…この人、神様?

男性司法書士素晴らしい思いつきと行動力です。そしてトランシーバーのように私に遠隔操作してくれた先輩、いつも助けられてばっかりだよ!!

ほんとありがとう!

2007年9月10日 (月)

絶対野菜不足…ごめん家族。

先週の血迷ったブログを見たのでしょうか、数人の方から「忙しいんやろ…」とお声がけをいただきましたが、いやホントそうでもないんよ…ごめん。

アタシ呆然としてる時間も多いからね…。

まあ、気になることが発生すると、すぐ気持ちがわーーーってなるタイプなんですよごめんなさいね。これは個人的なブログといふことで私の心のうごめきがそのままダイレクトリィに表出されてるだけなんです。

今日は気になってた登記も完了したらしいし、破産申立ても2件出したし(補正もあんましなかったYO~)、後見申立ても完了したらしいし、和解もいくつかできたし、いい日。

そんなグッデイだと、不遜にもこう思ったりするわけです。「自分の仕事だけでハーハー言ってるんじゃなくて、世の中に貢献することもせねばならん!!」

…ちょっと仕事が進むとすぐ考えが大きくなります。その前に、目の前の仕事どんどん片付けろっつー話。てへ♪

2007年9月 7日 (金)

がんばろーオー!

まともなことを書こうと思うと手が止まる~~

さあ、今月は処理をどんどん進めねばー!

今月中になんとかいったんすっきりさせたいのよ~よよよ。

でも「いったん」スッキリさせた後、実は「いったん」じゃなくって、ずっとスッキリしたまんまだったらどうしよう…などと事務所経営者は考えるわけです。

そして、新規のご相談が何日か入らないと、「アタシ誰からも必要とされてないのかな…」などとちょっとおびえたりする所長なのです。怖い、怖いのよう…

ハローワークに求人を出そうかにゃーと思ってます。①週3~4日で②安月給で(おいおい)③寡黙な働き者で④落ち着いてる人(アタシが落ち着いてないから)希望。

②を言っただけでハローワークから蹴りだされそうです。ああああでもお給料とか払えるの????…いやいや無理になったら辞めてもらえばいいし…(←この発言は確実に蹴りだされます)

…ていうか、今、ジャストナウに人手が欲しいので、結局、また延ばし延ばしになりそうです。わはははは。

あと本棚を買ってレイアウトを変えて、そしてセキュリティを入れるのよ~!世の中物騒だから、早くやりたいんですけど、レイアウト変えてからでないとセキュリティ設置に支障が出るので早く本棚を買わんといかんのです。本棚さん自ら注文して自ら設置して頂戴!そして本たちも自ら本棚に飛び込んで頂戴!(意味不明)

2007年9月 6日 (木)

「うかつ買い」防衛策~所長編

日経の夕刊を見てたら、まんなかにどどーんと見開きでシャネルの新しく出たスキンケアの広告が~。

キャッチコピーは「気品を極める肌へ。シャネルの贅沢のすべてを。」ですってよ!

本文コピーも「気がかりな年齢の印象(←しみしわたるみのことなのか!!?)さえ輝きへとはぐくむ」とか、「独自のポリフラクショニング(←意味わかんないけどすごそう)によって、貴重な植物成分を純粋抽出」とか、「肌に気高い美しさの未来を(←参ったね)」とか、気がかりな年齢に差し掛かるアラフォー(around 40)世代を完全にコントロールしようとしているわ~。

同じ夕刊の別のコラムでは、アメリカ女性の「ハイメンテナンス(美容整形やエステ、ヘアやメイクに手を抜かないこと)」が、結構行き過ぎていて、それがローンとかを増やす一因になっている実情が書かれてました。

東京に住んでいる友人が帰省した際に話したときも、「東京女子はものすごくブランドやメンテナンスに力を入れている(ジャンルの女性がいる)」と言ってました。東京などは人口も多いので、そういう人もごく一部なんでしょうが、そういうゾーンの女性が多い職場で働くとかなりストレスらしい。

私はきわめて平均的な人間なので、与えられた情報には少なからず反応する人間です。実際、お肌の調子がいまいちな昨今とあってはなおさら今回の広告は心を打ちますね。

しかし、クリーム4万、美容液4万5000円、ローション1万5000円…て合計10万かい!!というお値段になってきますと、ひるむしかありません。

けれど、女子とは、そのときの気持ちの状態とか、お肌の状態とか、ストレスの度合いなどで、この価値観といふのは変り、「なんとしてでもこれを手に入れたい」という欲求が勝ち、ローンを組んでしまったりする感覚っつーのは確かにあるだろうと思われるのです。

かつ、そんなときに限って、女子系指南本(男性のビジネス書みたいなもんさ、「誰からも愛される女性になれる10のヒミツ」とか、そっち系ね)の中の『身につけるものは常にハイクオリティなものをチョイスすることで、オンナとしての自信がつき、より磨きがかかるというものです』的なセンテンスにのみ激しく同意してしまったりして、だんだんよくわからなくなってくるというわけです。

きょうはまとまりませんな。なにがいいたかったかというと、よくできた広告戦略というものは、すごいパワーがあるんだなーということです。

だから買いすぎには気をつけようね!と(←債務整理ジャンルにこじつけました)。

2007年9月 4日 (火)

裁判上の離婚原因

ちょっと前の研修で申し訳ないんですけど、8月25日に、離婚をめぐる法的問題に関しての研修会がありました。

講師は、九州大学大学院の教授なのですが、おはなし、面白かったですよ~。

講義の後半は、裁判による離婚をした場合に、離婚を認められた判例、認められなかった判例の説明です。

ちなみに、裁判で離婚を認められるのは、次の行為があると認められた場合だけなんす。①不貞行為 ②悪意の遺棄 ③配偶者の生死不明3年以上 ④その他婚姻を継続できそうもない重大事由

ただ「なんとなく別れたくなったの…」みたいな人は原則は認められません。

んで、その判例の中に、時代背景バリバリの判例があって、みんな目が覚めた感のあった判例を紹介します。

これは、夫が銀座の酒場のマダムと1年半浮気して、その後別の女性とまたまた浮気して、みたいな時に、奥さんが離婚を申し立てた場合にそれが認められたかに関する昭和30年5月6日東京地裁の判決です。

結果を先に申し上げると、離婚は認められませんでした。で、その理由がすごい。

「原告(妻)が滿50歳で、女性としては既に、その本来の使命を終り今後は言わば余生のごときもので、今後において花咲く人生は到底これを期待し得ないと考えられるのに反し、被告(夫)は、漸く齢49歳に達したばかりで…妻たる原告にすら見限られるような失態を演じつつも、その体験を深め、人間としてようやく成熟し来たったと認められるので、男子としての真の活動は、今後において期待し得られる事情にあること。…」

…………

さ、寂しすぎる!!!

2007年9月 3日 (月)

内縁の妻の公的年金

相続について、たとえば内縁の夫が亡くなったときは、長年連れ添った内縁の妻さんにはどう頑張っても民法で認められたいわゆる相続権は発生しません。

親族制度のなかでは、内縁の奥さんはあくまでも第三者。しょぼん…

だから、この人に財産を残したいとあらば、「遺言」を書いとくことがイチもニもなく大事です。

ま、遺言を書いていても、分けた財産の割合によっては、相続権をもつ親族は「一定額は戻せー」ということを言う権利なんかもあるんで(「遺留分」といいます)、油断はならないのですけどね、それはさておき。

日曜の日経で「へー」と思ったのは、確かに相続や、あと相続税関係については、やっぱり内縁関係だど妻の座を認められないけど、公的年金制度の世界では、事実婚でも配偶者と認められる場合があるんだそうな。

会社員の夫が厚生年金に入っていたとして、内縁の奥さんも第3号の被保険者になれたり、遺族年金を受け取れたり、あと離婚時の年金分割もできるってさ!

婚姻してないのに離婚ができるのか!?

 手続きには共同生活を証する住民票などがいるみたい。詳しくはちゃんと聞いてくらはいよ。

でも、こういうの知らない人も多いんじゃないかと思う。情報といふものは、知る人が得をしますのう。

2007年9月 2日 (日)

フレームに気づく

金曜夜はADRの勉強会。自分のフレーム(価値観、みたいなもんかな)が他者とどのくらい違うものかを確認するためのワークをしました。

1つは、5人の登場人物が出てくる物語を読んで、悪いヤツだ!と思う順に番号をつけてみんなと見比べるというもの。これがまた見事に違うもんなんですよ。

自分でやってるときは、「登場人物DとEはどこが悪いのかわからん!」などと思っていても、あけてびっくり、ほとんどの人が1番か2番に悪いヤツ!という判断を下していたり。

でもその理由を聞けば「なるほどねー」と思うわけで、だからといって私の悪いヤツ価値観がくつがえされることはないのだけれど、それなりに納得するものです。

これはつまり、例えば私が法律相談を受けているときに、相談者の話を聞いていても、自分のフレームで話を聞いている以上、私のフレームで事実や感情をねじまげて理解しているにすぎないのだということを、自分でちゃんと認知しておくことが大切ということなのです。だから、コミュニケーションをよく取って、なるほどねーの理解を得ることがようやくできるもんなんだということ。

フレームはその人の生い立ちや環境等歩んできた人生で千差万別です。だから、ちょっと聞いただけで本当の理解はないというわけです。

だからといって長時間話を聞けということではないと思っています、私は。ただ、その違いがあるんだよということを意識することが大事と思われます。

ブログ長くなって申し訳ない。土曜は成年後見の勉強会。今日は2人の外部講師の方の話を聞きました。

障がい者の子を持つお母様のお話のなかで、「自分は成年後見という制度があることをまったく知らなかった。自分が会社を興したとき、初めて司法書士さんからパンフを渡されて知った。周りの人間もほとんど知らないし、知っていても面倒な制度というくらいの理解しかない。どうすれば知ることができたのだろう?」という質問がありました。

そのときの回答は、成年後見は毎週無料相談をやっていたり、毎日電話相談をやっていたり、全国で面談相談会をやっていたりしますので、そこにアクセスすればいいです、というものでした。

もうひとつ、消費生活相談センターの講師の方から、「司法書士のクレームを受け付けたとき、書面でないと受付できないと言われたりして不便であった。」ということがあり、それについては、「それはかくかくしかじかの部署で対応する」という回答がありました。

2つの質問と回答は、私も含めて「司法書士らしさ」が溢れかえってるなーと思いながら聞いてました。

成年後見の相談を受けようと思う前に、制度のことが理解されていないから、自分の事例が成年後見と関係するなんて思いもよらない、という人たちがいっぱいいるということを、くだんの講師の方は言いたかったのではないかと思います。

あと、部署云々の件ですが、(個人的な意見ですよ)私は、あまりにも会や役員が多すぎるため、行政なみのたらい回し現象が起こりやすいように思います。

個人事業主である私たちが、そしてなりたての私がこうやって安心して仕事をすることができる、それなりに司法書士の信頼という看板をもって仕事ができるのは、ひとえに先輩方のおかげと思っています。

でも、私自身が所属する部署でも、いったいどの部署がどんだけあって、それぞれがどういう分掌をして会務を行っているのか、正直よくわかっていません。

会社じゃないから、マネジメントだけを業務とするわけでなく、自分の事務所を経営しながら、かつ会員のために働くというスタンスがあり、忙しいから手分けして会務をするということもあって、たくさんの人手と部署、役員が必要になってくるのかもしれない。

でも、他士業のこと知らないけど、やっぱし部署や役員は多いんじゃないかと…どんどんできてるもんね委員会とか。(個人ブログなので許してね!!ブルブルブル…)

土曜の研修は、このように耳の痛い意見も多かった研修でしたが、司法書士はだいたい「まじめ」とか「ちゃんとしている」という好評価が多いので、私もうっかりあぐらをかいているので、よい刺激をもらいました。

いい子ぶった感想で恐縮ですが(←わー自分のブログでさえも小心)、自分自身の発信の仕方や仕事の取り組みについて、とても考えさせられるよい経験となりました。

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