自分のことが見えてない…のは私も同じ
個人事業者の倒産が、2006年後半期で累計916件と、その前の年の同時期の2倍以上になってることがわかったそうですby日経。
今年3月まででも162件で、前年同期間より60%増。企業倒産全体では10%前後の推移なので、個人事業者の破産が際立って増加している、といえるらしい。
貸金業規制法の改正…、最近話題のグレーゾーンの将来撤廃が決まったことや、今の過払い金返還などで、消費者金融の台所がきつくなり、ひいては個人事業者への融資条件を厳しくしたりしてることで、事業者の事業運営もたちゆかなくなって倒産…となっているのでは?という新聞の見解です。
事業運営を高利の業者からの融資に頼らざるを得ない実態、これをば打開せねばならないのでしょうけど……。
夜、同期女子と話したなかにも出てたんですけど、「赤字だけど事業は続けたい」とおっしゃる人がいます。
何言ってんだ、という感じですが、心情的にはわからないでもない部分。「仕事」ってやっぱし生きがいになっちゃうところがありますものね。
でも、漫然と赤字を続けて、足りなければ借り入れをして…では、いつかかならずすべてを手放さないといけない時期が来るのです。借金が膨れるから。
「自分にはこの事業しかない」と思い込んでしまう人もいます。「他になにもできないし」とおっしゃる方もおられます。
だから私らも仕事上、そういった方に、別の仕事を探してみては?とか、生活保護を申請してみませんか?とか、とりあえずご家族のところに戻ってみては?とかのお話をしてみます。
やっぱり、生きていかないといけないから、神様か道楽モノでもない限り赤字経営を続けることはできないです。
でも、そういう話を受けつけてくれない方もおられます。
人の価値観や、仕事への思いというのは、第三者のアドバイスで変えることなんてできません。
人というのはそう簡単に変われない。「自分がある人の生き方を変えてやる!」なんていうのはずうずうしいのだー、と思ったり。
せいぜい私らにできることはご本人が選択しうるメニューを示すことなのかなあ、と。
(…とか、今日アタシ偉そうに何者? いやだいやだプ~!!)
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