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2007年3月 2日 (金)

八青会

 もう金曜日。登記済証をご返却したり、債権者へもろもろの書面を送ったり。午後に1件ご相談を受けたあと、事業用敷金返還請求の件で、敷金返還のザ☆プロフェッショナル先輩に指導を仰ぎに行ったりしてました。気づかないところに気づかされて勉強になりました。

 ところで、日経新聞の夕刊に、「八青会」の活動についての記事がありました。八青会というのは、大阪の13士業の有志が集結して、全国レベルで、過疎地や離島などで相談会を開催し、相談者の幅広い悩みのニーズに応えるという組織です。

 なんと沖縄や大分、高知、鹿児島県屋久島あたりまで相談会をやってるらしい。

 この活動が素敵だと思うことのひとつは、いろんな士業が連携して相談を受けるので、相談者に対するワンストップサービスが実現できているということです。もちろん短い時間内での相談だと思うので、個別具体的な回答までは得られないにしても、相談者にとっての満足度(安心感)はかなり高いのではないかと思います。

 それにしても、沖縄にも大分にも高知にも鹿児島にも各士業はいるはずなのに、遠方の八青会が相談会を開催すればとても喜ばれるらしい。

 各県の士業がさぼっているわけでは決してないと思います。たぶん地元にいると、自分の県の状況を客観的に見ることができないので、悩みのニーズやそのジャンルに気づくことができないんじゃないかな。あとは絶対的な人数不足。

 この相談会は準備にもとても時間がかかると記事に書いてありました。仕事以外のことに取り組むというのは結構な負担になりますし、意識的に前進していかないと、途中でしゅるしゅるになっちゃったりしそうだし、この会が続いていることは、ほんとそれだけで偉いわ~と思ってしまいます。

 私ら福岡県の司法書士たちも電話相談会や無料面談相談会を3月4月にかけて行います。そのほかにも、司法書士会では今、高校や大学(4月は西南と福大)での出張法律講座などもやってます。

 八青会のような士業間をまたいだ全国活動レベルの組織の成功はレアだと思いますが、要は、なかなか法サービスを享受できない人達に、相談をする機会を提供するということだと思うので、私もひよこ侍ですが、やれる活動にはできるだけ参加していきたいです。

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