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2006年11月 9日 (木)

赤ちゃんポスト

 熊本市の病院で、事情があって親が育てられない新生児をそっと置いていくことができる「赤ちゃんポスト」が年内に設置される予定だそうです。

 すでにドイツでは導入されているらしいけど、国内ではもちろん初。

 新生児は、行政を通じて里親を希望する人達に預け、特別養子縁組(普通の養子縁組より厳格な手続きを踏むことによって、本当の親子と法的に同じ扱いになる縁組)の適用などを予定しているとのこと。

 最初は複雑な思いで夕刊を読みました。犬とか猫みたいじゃないか~…と(ちなみに私は犬猫飼い主なので、犬猫が捨てられることについては怒り爆発派です)。でも、赤ちゃんを生んだけどどうしてもどうしても育てることのできない人というのはいると思います。そういう場合に、生まれたばかりの赤ちゃんを苦しめることなく、ちゃんと人生をまっとうさせてあげることができるんならやっぱしその方が良いですよね。

 各々のケースに犯罪性がないかどうかは、ちゃんと法的に整備して、慎重に対応すべきだと思いますし、安易に利用するなんてことはあってはいけません。

 でも、このシステムが良く機能していくのであれば、日本という国は、案外進化しているのではないだろうか…と偉そうに(←最近多発)考えたりしている、秋の夜です。

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