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2006年7月25日 (火)

債務整理をしたい。でも費用が…

 司法書士は債務整理を業務として行うことができます。お金のことで困窮されている方なので、費用についてはとても関心があると思います。そして、提示された金額を見たり聞いたりして「とても払えない…」と思って、手続に対してしり込みをなさっている方も多いのではないでしょうか?

 でも、お仕事をされている方であれば、それなりの収入があり、そこから月々の返済を行っているはずです。債務整理について司法書士などの専門家に委任することで、私たちはいわゆる「介入通知」という文書を業者に送付します。そうすると、とりあえず取立て等の行為がストップしますので、収入のなかから費用等を見積もることができるようになります。

ただし、その後いつまでも債務整理手続が進まないと、業者も業を煮やしてきますので、一度債務整理を目指したら、絶対にやり遂げる強い意志が必要になります。何も難しいことを要求されるわけではありませんので、悩んでいらっしゃる方は、お近くの司法書士などに相談なさることをおすすめします。

手続をせずに約定利息を払い続け、いつまでも光の見えない気分で暮らすより、気持ちを切り替えて、前向きに生きるチャンスをつかんでください!!

また、収入が低額であったり、生活保護を受けていらっしゃる方であれば、「法律扶助」というシステムを利用することができる場合もあります。

これは、民事裁判手続や裁判所に提出する書類作成を、弁護士や司法書士が代理して行う場合に、(財)民事法律扶助協会というところが、その費用(印紙代10290円だけは、必ずご本人で用意していただきます)を立て替えてくれるものです(後から毎月5000円くらいずつ返済していきます)。この制度を利用する場合には、一定の資力要件などに当てはまることが必要なのですが、困っていらっしゃる方はぜひ司法書士等に相談してみてください。単純に要件に当てはまらなくても、特別の事情があれば、審査に通る場合もありますよ。

今日も福岡市は雨がひどいです。福岡県司法書士会の事務局に新しくなった会員証(事務所開業したので)を取りに行きたかったのですが、天気の悪さについ二の足を踏んでしまいました。

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